トリプルネガティブ乳がんの術後12年間再発なく、長期生存が得られた患者さまです
乳がん 69歳 女性
トリプルネガティブ乳がんの術後12年間再発なく、長期生存が得られた患者さまです。
診断名:左乳がん ステージ2A トリプルネガティブ
既往歴:橋本病
経過:
20XX年8月31日:がんセンターにて左乳房切除+腋窩郭清術施行
20XX年10月4日:FEC100 4コース→タキソール毎週12回
20XX+1年7月:M大学にて樹状細胞ワクチン52回投与
20XX+5年5月7日:当院にてプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始。(1か月毎投与)
20XX+5年12月26日:樹状細胞ワクチン2か月毎投与
20XX+7年2月23日:樹状細胞ワクチン3か月毎投与
20XX+9年7月3日:樹状細胞ワクチン5か月毎投与
20XX+10年9月30日:がんセンターの治療は終了
手術後の抗がん剤+プレシジョン免疫療法で、その後再発なく12年経過。その間マーカー値正常・CT異常なく経過。
現在も再発なく元気に過ごされており、抗がん剤は終了。現在もなお樹状細胞ワクチンは継続中。
腫瘍マーカー:CA19-9(37以下 U/mL)が70台から、治療開始後に正常値に戻りました。
治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)
費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))
副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱