小細胞肺がん術後の再発、プレシジョン免疫療法のみで良好に経過(長期の進行停止)

肺がん 64歳 男性

小細胞肺がん術後の再発から、3年経過した患者さまです。抗がん剤は受けず、プレシジョン免疫療法のみで経過良好(長期の進行停止)、現在もお仕事で活躍されています。

診断名:小細胞肺がん(ステージⅠA)術後、縦郭リンパ節再発

経過:
20XX年12月に小細胞肺がんと診断されて、右肺の上葉を切除。再発を防ぐための補助療法として抗がん剤を開始し、脳への放射線治療が行われました。
その後は外来通院で経過観察されていましたが、翌年20XX+1年6月の胸部CTで再発を確認。本来は抗がん剤を再開するところでしたが、本人が抗がん剤を拒否したために、20XX+1年12月から「プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)」を開始することになりました。

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱