膵臓がんステージ4、腹痛消失、食事摂取も良好に
膵臓がん 62歳 男性
膵臓がんステージⅣの患者さま。抗がん剤+プレシジョン免疫療法で膵臓がんの縮小と、腫瘍マーカーの改善がみられました。診断時の腹部の不快感、食欲低下も元通りに改善しています。
診断名:膵体部がん ステージⅣb
経過:
腹部の不快感と食欲低下から膵体部がんと診断された患者さまです。精査の結果、手術はできないといわれて抗がん剤(ジェムザール+TS-1)を開始、それに続いてプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法+活性化リンパ球療法)を開始することになりました。その後の経過は、腹痛はなくなり、食事摂取も良好で樹状細胞ワクチン療法の2セット目を開始することになりました。
腫瘍マーカー:DUPAN2(150以下 U/mL)が高値でしたが、治療開始後に16,400から391へと低下しました。
画像:膵臓がんの著明な縮小
費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))
活性化リンパ球療法(約30万円/回)
副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
活性化リンパ球療法)
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
点滴時:発熱