放射線療法
近年、放射線の照射量や回数を工夫し、放射線による免疫効果を期待した療法の研究が行われています。当グループでは10年前より、この取り組みを行ってきました。免疫的な観点から、放射線療法による抗腫瘍効果の増強のためには、腫瘍局所におけるがん特異的ヘルパーT細胞とがん特異的キラーT細胞の両者が重要であることがわかっており、プレシジョンクリニックグループでは、これらに対応した独自の樹状細胞ワクチン療法に取り組んでいます。放射線療法、樹状細胞ワクチン療法、免疫チェックポイント阻害剤を併用した複合がん特異的免疫療法を行うことによって、より理論的に、より効率的に抗腫瘍免疫反応を誘導し、がんを破壊します。