抗がん剤治療・免疫療法にとって腸内環境の改善が重要
免疫療法
~酪酸菌と抗がん剤治療・免疫療法について~
2023 ASCO Annual Meetingで転移性腎細胞がんで無増悪生存期間の有意な増加と、より高い(抗腫瘍)反応率が観察されたという発表がありました。
Nivolumab plus ipilimumab with or without live bacterial supplementation in metastatic renal cell carcinoma: a randomized phase 1 trial
の追加(最新)報告になります。
発表のまとめ)
・カボザンチニブ/ニボルマブ+CBM588に関連する事項:
ビフィドバクテリウム属の増加は見られなかった。
腸内細菌叢の多様性は維持されていた。
無増悪生存期間(PFS)の有意な増加と、より高い反応率が観察された。
毒性(のサイン)はなかった。
・転移性腎細胞がんにおけるニボルマブ/イピリムマブ+酪酸菌(CBM588)に関連した臨床データの追加の結果である。
・NCIで、転移性腎細胞がんに対するCBM588の第3相試験についての議論が継続中である。
当グループでは、酪酸菌(CBM588)をはじめとして免疫(療法)との相性がいいことが科学的に明らかになっている腸内細菌を組み合わせています。
プレシジョンクリニックグループ
矢﨑